東京工業大学 科学技術創成研究院 ゼロカーボンエネルギー研究所

千代田テクノル コバルト照射施設

施設紹介Facilities

本施設は、1966年に放射線(コバルト60ガンマ線)による物質の化学変化及び物理変化を研究するための全学共同利用施設として設置され、学生実験や様々な目的の学術研究に利用されてきました。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)による探査衛星はやぶさの成功、はやぶさ2の挑戦が記憶に新しいところですが、近年、宇宙開発に関わる研究、開発が盛んになってきたのを機に、小型人工衛星、探査衛星の放射線耐性試験の需要が急激に高まっています。

現在利用されている主な研究分野としては、宇宙開発に関わる人工衛星、探査衛星等の放射線耐性試験、加速器や原子炉等で使用される測定機器の試験、開発、細胞の放射線応答、機能性高分子の合成、原始地球の生命の起源に関する研究など多岐にわたっています。

本施設に対して、2021年6月22日に東工大初のネーミングライツ契約が株式会社千代田テクノルとのあいだで締結されたことにより、2024年3月31日までの間「千代田テクノル コバルト照射施設」となります。

そして2021年10月29日にネーミングライツ契約締結式が行われ、千代田テクノルの井上任代表取締役社長と益一哉学長が対談をしました。

利用できるガンマ線強度は現在、最大約3.10kGy/hとなっております(2022年1月)

東工大初のネーミングライツ契約を株式会社千代田テクノルと締結
https://www.titech.ac.jp/news/2021/062340