コロキウム

2023年度

2023年度第9回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム
"原子力将来シナリオ研究と解析手法の開発動向"
講師: 中瀬 正彦
所属: 東京工業大学 科学技術創成研究院 ゼロカーボンエネルギー研究所
日時: 2024年2月16日(金) 13:00-18:00
場所: 大岡山緑が丘6号館1階 緑が丘ホール
発表言語: 日本語
概要: 日本のゼロカーボン達成には原子力利用が不可欠であり、それに向けた政策議論や、研究開発の基盤となるシナリオ研究の重要性が一層増している。東工大と日本原子力研究開発機構は、将来原子力を解析するための核燃料サイクルシミュレータNMB4.0を共同開発し、多くのステークホルダーが将来シナリオを立案できるように無償公開している。(https://nmb-code.jp/)
本コロキウムではNMB4.0を用いた研究や、その他のシミュレータを用いた研究を広く議論し、今後のシナリオ研究に役立てる。

2023年度第8回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム
"国際機関の視点:グローバル・キャリア形成と原子力"
講師: ジョン・ナコスキ、熊谷 裕司
所属: Division of Nuclear Safety Technology and Regulation, OECD Nuclear Energy Agency (NEA)
日時: 2023年12月13日(水) 13:30-15:00
場所: 北1号館1階会議室 & Zoom(ハイブリット形式)
発表言語: 日本語(一部、英語)
概要: 世界各国が原子力を巡る厳しい課題に直面する中、国際協力に対する期待が高まっており、日本としても OECD/NEAなど国際機関を一層活用しつつある。本講演では、NEA現役職員二名(アメリカ人・日本人)が、福島事故以降ますます重要性を増している原子力安全に関わるNEAの主要活動を紹介すると共に、今後国際的に活躍が期待される学生や若手技術者に対する国際キャリア形成についての期待を述べる。
申込方法: こちら

2023年度第7回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム
"1次元凹凸曲面フラーレンポリマーの科学と応用"
講師: 尾上 順
所属: 名古屋大学 大学院工学研究科 エネルギー理工学専攻
日時: 2023年12月15日(金) 17:00-18:00
場所: 北1号館1階会議室
発表言語: 日本語
概要: 1次元凹凸曲面フラーレンポリマーの科学と応用について紹介する

2023年度第6回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム
"核融合先進エネルギー変換システムと液体金属科学"
講師: 近藤 正聡
所属: 東工大ZC研
日時: 2023年10月25日(水) 16:00-17:00
場所: 北1号館1階会議室
発表言語: 日本語
概要: カーボンニュートラル社会の実現に貢献すべく、近藤正聡研究室では核融合炉の先進液体金属ブランケットエネルギー変換システムの開発を産学連携により進める。将来のニーズ・市場からバックキャストした斬新な機器設計思想や、商用炉の実現に向けて現状の技術の「技術的ギャップ」を埋めるエネルギー工学研究への挑戦について紹介する。

2023年度第5回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム
"核融合研究の動向"
講師: 筒井 広明
所属: 東工大ZC研
日時: 2023年9月20日(水) 14:00-14:50
場所: 北1号館1階会議室
発表言語: 日本語
概要: 核融合研究の最近の動向について紹介する

2023年度第4回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム
"Computational and Experimental Methods to Estimate Burnup, Cooling Time, and Reactor-type of Irradiated Nuclear Fuel for Nuclear Forensics Applications
(核鑑識のための数値解析及び実験による使用済燃料燃焼度・冷却時間・炉型判別手法)"
講師: Sunil S. Chirayath 特任准教授
所属: 東工大ZC研、米国Texas A&M大学
日時: 2023年7月31日(月) 16:00-17:20
場所: 北2号館671会議室
発表言語: 英語
概要: Technical nuclear forensics is one of the tools that can be used to deter nuclear terrorism and proliferation threats. Nuclear forensics techniques developed at Texas A&M University showed that ten intra-element nuclide ratios: 137Cs/133Cs, 154Eu/153Eu, 134Cs/137Cs, 135Cs/137Cs, 136Ba/138Ba, 150Sm/149Sm, 152Sm/149Sm, 240Pu/239Pu, 241Pu/239Pu, and 242Pu/239Pu can be utilized to estimate nuclear fuel burnup, cooling time, and rector-type of irradiation for the attribution of plutonium produced. Monte Carlo N-Particle code, MCNP6.2 was used to perform the neutronics simulations, which included fuel burnup simulations to build a database containing concentration of the aforementioned nuclides of interest that can be used to identify the characteristics of irradiated fuel. The isotopic information was stored as a function of fuel burnup and time since irradiation for each reactor-type simulated. The database was point validated using experimental neutron irradiations of uranium of various enrichments in research reactors. The point validations were possible by subjecting the irradiated uranium samples to radiochemical separations and performing nondestructive and destructive assays of nuclides. Using this point validated database, we were able to predict the characteristics of unknown irradiated nuclear reactor fuel samples in two different ways; one using a maximum likelihood statistical method and another using a combination of machine learning methods.

2023年度第3回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム
"2023年度第3回GXI seminar「再生可能エネルギーと太陽光発電」"
講師: 山田 明 教授
所属: 東工大工学院電気電子系エネルギーコース
日時: 2023年7月27日(木) 16:00-17:20
場所: 北2号館671会議室 & ZOOM (ハイフレックス)
発表言語: 日本語
概要: 再生可能エネルギーの一つとして太陽光発電が注目を集めており、太陽光発電システムの世界における導入量はここ3年年率20%で増加、2021年度は全世界で約167.8GWのシステムが導入された。世界第1位のマーケットは中国であり、全世界の1/3のシステムが導入されている。日本は、米国、インドに次ぐ第4位のマーケットであり、2021年度には6.4GWのシステムが導入された。太陽光発電システムを構成する太陽電池は、光のエネルギーを電気エネルギーに変換する素子であり、その変換効率はSi系太陽電池において26.81%が達成されている。講演では太陽電池の基礎について簡単に紹介し、最近の研究開発動向について紹介したのち、本研究室における太陽電池開発について説明する。

2023年度第2回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム
"2023年度第2回GXI seminar「野生の空海-仏教僧はなぜ土木技術者だったのか」"
講師: 中島 岳志 教授
所属: 東京工業大学、リベラルアーツ研究教育院
日時: 2023年5月29日(月) 16:00-17:20
場所: 北1号館1階会議室+Zoom
発表言語: 日本語
概要: 平安初期の僧・空海は、真言宗の開祖であるとともに、満濃池の改修を指揮する土木技術者でもあった。なぜ、日本土木史の基層に、仏教僧が深くかかわっているのか。なぜ空海は、難工事を成功に導くことができたのか。ヒントになるのは、構造主義を唱えた文化人類学者・レヴィ・ストロースの思想である。彼の代表作『野生の思考』は、近代合理主義とは異なる「未開社会」の知の構造と最先端の科学が合致する地平を提示している。「人新世」と言われる今日、私たち人間が自然とかかわる知の技法を、空海の<密教>を通じて考えたい。

2023年度第1回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム
"2023年度第1回GXI seminar「国際エネルギー情勢の展望とわが国の課題」"
講師: 小山 堅 特任教授
所属: ZC研
日時: 2023年4月18日(火) 16:00~17:20
場所: 北1号館1階会議室+Zoom
発表言語: 日本語
概要: 国際エネルギー情勢の展望とわが国の課題について、最新の動向を踏まえた話題提供がなされた。

 

2022年度

2022年度 第13回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム
"第8回GXI seminar「脱炭素社会のソリューションの地域実装への産学連携研究に向けて」"
講師: 藤田 壮 教授
所属: ZC研
日時: 2023年2月27日(月) 16:00~17:20
場所: 北1号館1階会議室+Zoom
発表言語: 日本語
概要: 脱炭素の長期的な未来の実現とともに短中期的に社会経済活力を高めるグリーンリカバリー事業を実現することが求められている。そのためには、2050年脱炭素社会の実現に向けて、地域の特性を反映する合理的な長期未来の将来の目標を脱炭素を含めて多元的に設計した上で、現状と未来の橋渡しができるグリーン成長と地方創生に資する事業を、具体的に設計する理論と手法を構築して社会で運用、検証実装することが緊急の課題となる。様々な扇動例の実現や課題への取り組み等から意欲的な社会転換に取り組む地域、都市に先導的に実装して効果を科学的に検証する研究が必要となる。現状の都市を診断して、持続可能な脱炭素の将来目標を描き、そこに向かう環境・社会・経済の統合的向上の事業を設計する産官学民連携研究を提案してその推進の状況について報告する。

2022年度 第12回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム
"NMB4.0を用いた原子力将来シナリオ研究の展開"
講師: 中瀬 正彦、西原 健司
所属: 東工大、原子力機構
日時: 2023年2月13日(月) 14:00-16:30
場所: EEI棟1階ホール
発表言語: 日本語
概要: 日本のゼロカーボン達成には原子力利用が不可欠である。しかし、用いる技術や導入シナリオなどの将来の利用像は十分に議論されておらず、また、議論の土台となる研究も不足している。東工大と日本原子力研究開発機構は、この状況を打開するために将来の原子力を解析するための統合核燃料サイクルシミュレーターNMB4.0を共同開発し、多くのステークホルダーや研究者が将来シナリオを立案できるように無償公開した。公開から10カ月が経過し、国内でのNMB4.0を用いた研究が活発に開始されている。本コロキウムでは、これらの研究を紹介するとともに、NMB4.0利用の可能性や今後の開発方針など今後の将来シナリオの研究に向けた展開を議論する。
申込: https://nmb-code.jp/zc-nmb40
問合せ先: 中瀬正彦 m.titech.ac.jp

2022年度 第11回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム 
"第7回GXI seminar「水と電力を用いた化学品合成」"
講師: 山中 一郎
所属: 東京工業大学 物質理工学院
日時: 2022年12月5日(月) 16:00-17:20
場所: 北1号館1階会議室
発表言語: 日本語
概要: 電気化学ポテンシャルは強力な酸化力,還元力を有している.1.0 Vの電位差を掛けることは,ΔG = 96485 J mol–1,約100 kJ mol-1の強力なエネルギーが化学反応に関与することになる.有機過酸化物などの酸化剤や金属水素化物などの還元剤を用いることなく,水と電力(電位)を用いれば,酸化反応や還元反応を進行させることできる.この特徴を高分子固体電解質(Solid Polymer Electrolyte)膜を用いた電解反応に適用し,かつ新規電極触媒を組み込むことにより,CO2の電解還元,有機ハイドライドの電解合成,そして化学工業の観点から価値ある高難度の反応を実現できる.水と電力を用いたSPE電解による化学品合成は,化学プロセスの電化に向けた中核技術となりうる.
問合せ先: 原田 琢也 m.titech.ac.jp

2022年度 第10回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム
"第6回GXI seminar「生命:40億年のサステナビリティー」"
講師: 田中 寛 教授
所属: 東京工業大学 化学生命科学研究所
日時: 2022年10月18日(火) 16:00~17:20
場所: 西9号館ディジタル多目的ホール+Zoom
発表言語: 日本語
概要: 地球上の生命は約40億年前に生まれ、それから現在まで一度も途切れることなく引き継がれてきた。一般的なシステムと同様に、生命を根底で支えているのはエネルギーであり、生体エネルギーの安定供給は生命の維持に常に大きな課題となっている。長い進化の間に生命は、原始的なH2とCO2の反応系に始まって、有機物の酸化、光合成明反応など様々なエネルギー生成方式を獲得し、変化に富む自然環境の中でそれらの使い分けによる安定的なエネルギー供給を実現してきた。得られた余剰のエネルギーは蓄えて備えとし、不足の際にはそこからエネルギーを取り出すと同時に、細胞自体を低エネルギー消費型のシステムに作り変えることまでをやってのける。今回はこのような精緻な生体制御を概観し、永続的なシステムデザインに必要な条件の考察としてみたい。

2022年度 第9回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム 
"Exploring a Chemical Frontier at the Bottom of the Periodic Table"
講師: Juliane MÄRZ (HZDR), 津島 悟 (HZDR), 竹山 知志 (東工大), 鷹尾 康一朗 (東工大), 石井 あゆみ (帝京科学大), 金子 政志 (JAEA), 中瀬 正彦 (東工大)
所属: HZDR, TokyoTech, Teikyo Univ. of Sci., JAEA
日時: 2022年11月11日(金) 14:00-17:30
場所: 北1号館1階会議室 ※オンライン聴講も可、下記問合せ先まで
発表言語: 英語
概要: This colloquium entitled "Exploring a Chemical Frontier at the Bottom of the Periodic Table" introduces cutting-edge chemistry from fudamentals to applications, which is not necessary to be limited only in the old-fashioned nuclear engineering.
プログラム詳細:
問合せ先: 鷹尾 康一朗 m.titech.ac.jp

2022年度 第8回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム
"第5回GXI seminar「再生可能エネルギーからの水素製造と利用 〜アニオン交換膜型水電解および固体高分子形燃料電池の展開〜」"
講師: 山口 猛央 教授
所属: 東京工業大学 化学生命科学研究所
日時: 2022年9月26日(月) 16:00~17:20
場所: 西9号館ディジタル多目的ホール+Zoom
発表言語: 日本語
概要: 50 ℃未満の温度で水素と窒素からアンモニアを合成する新触媒の開発について報告された。この触媒は豊富なカルシウムに水素とフッ素が結合した物質「水素化フッ素化カルシウム」とルテニウム(Ru)ナノ粒子の複合材料「Ru/CaFH」で、室温で水素と窒素からアンモニアを合成できる。我々はCaFHが低い温度で電子を与える力が強いことに着目し、その学理を低温でアンモニアを合成する触媒の開発に繋げた。当該触媒はアンモニア生産の大幅な効率化だけでなく、自然エネルギーを使った温室効果ガスのCO2排出ゼロにつながることが期待される。

2022年度 第7回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム 
"カーボンニュートラル社会の実現に向けた東芝エネルギーシステムズの革新炉開発"
講師: 青木 保高 1)、鈴木 哲 1)、木村 礼 2)
所属: 東芝エネルギーシステムズ  1)磯子エンジニアリングセンター、2) エネルギーシステム技術開発センター
日時: 2022年9月16日(金) 15:00-17:00
場所: 北1号館1階会議室
発表言語: 日本語
概要: 東芝エネルギーシステムズでは、分散電源としての活用を想定したマイクロ炉(Movelux)から高温ガス炉に代表される出力300MWe未満の小型炉クラスから、ベースロード電源として大規模電力需要を担う次世代大型軽水炉(iB1350)の開発を進めてきた。エネルギー基本計画で謳われる安全性の確保を大前提としつつ、経済合理性を備えた革新原子力プラントへの最新の取組みについて紹介する。
講演資料:
問合せ先: 小原 徹教授 zc.iir.titech.ac.jp

2022年度 第6回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム
"第4回GXI seminar「低温アンモニア合成触媒の開発:50 ℃でアンモニアを合成する不均一系触媒」"
講師: 原 亨和 教授
所属: 東京工業大学フロンティア材料研究所
日時: 2022年7月28日(木) 16:00~17:20
場所: Zoomによるオンライン講演
発表言語: 日本語
概要:

50 ℃未満の温度で水素と窒素からアンモニアを合成する新触媒の開発について報告された。この触媒は豊富なカルシウムに水素とフッ素が結合した物質「水素化フッ素化カルシウム」とルテニウム(Ru)ナノ粒子の複合材料「Ru/CaFH」で、室温で水素と窒素からアンモニアを合成できる。我々はCaFHが低い温度で電子を与える力が強いことに着目し、その学理を低温でアンモニアを合成する触媒の開発に繋げた。当該触媒はアンモニア生産の大幅な効率化だけでなく、自然エネルギーを使った温室効果ガスのCO2排出ゼロにつながることが期待される。

アンモニアは肥料として世界人口の70%の命を支える人類に必須の化学物質で、水素と空気中の窒素から触媒を介して生産する。しかし原料の水素はメタンなどの化石資源から作られるため、CO2排出は総排出量の3%を越えている。


2022年度 第5回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム 
"塩化物溶融塩高速炉(MCSFR)の研究現状とZC研で取り組む研究に関して"
講師: 望月弘保、田原義壽
所属: 東工大
日時: 2022年7月1日(金) 15:00-16:30
場所: Zoomによるオンライン講演
https://zoom.us/j/95100405759?pwd=dGlzZTd3YWJHTzZGZGJQaXlrMDIxZz09
発表言語: 日本語
概要: 東工大ZC研において提案してきた塩化物溶融塩システムの事故・過渡解析結果と負荷追従運転、核特性解析の例を紹介する。また、BERDコンソーシアムが昨年度の研究で報告した内容の紹介を行うとともに東工大で実施可能な溶融塩高速炉関連の研究テーマを提案する。

2022年度 第4回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム 
"核分裂連鎖反応の順番に沿ったべき乗法による随伴中性子束と動特性パラメータの評価法"
講師: 名内 泰志
所属: 電力中央研究所
日時: 2022年6月24日(金) 10:00-12:00
場所: Zoomによるオンライン講演
発表言語: 日本語
概要: 臨界近傍の原子炉では、核分裂で生成した中性子が散乱を繰り返した上で消失し、核燃料への吸収で消失した中性子の一部が核分裂を引き起こす連鎖反応がおきる。臨界の原子炉に中性子を入射させると、入射した位置、エネルギー、飛行方向に応じた一定の原子炉出力を形成する。この出力はIterated Fission Probability (IFP)とよばれ、実効増倍率keffを固有値とする固有方程式の随伴中性子束に比例する。べき乗法によるIFPの評価法、それを用いた一点炉動特性パラメータの計算法を紹介する。
なお、本講演は東工大溶融塩炉研究に関連して実施するものであるが、上記手法は 広く一般性を持つものである。
申込方法: ZOOMによるWebセミナーとして開催します.
参加希望の方は,石塚知香子 助教(ishizuka.c.aa[at]m.titech.ac.jp)までご連絡ください([at]を@に変えてお送りください).
招待状をメールにてお送りします.

2022年度 第3回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム
"第3回GXI seminar「小型モジュール炉SMRの未来」"
講師: 小原 徹 教授
所属: 東京工業大学ゼロカーボンエネルギー研究所
日時: 2022年6月29日(水) 16:30~18:00
場所: Zoomによるオンライン講演
発表言語: 日本語
概要: 近年小型モジュール炉(SMR)への関心が高まっている。2020年に出されたSMRに関する国際原子力機関(IAEA)レポートには世界各国で開発が進められている72ものSMRが紹介されている。これまでの発電用原子炉は経済性を追求しひたすら大出力の原子炉(大型炉)が開発・建設されてきた。出力の小さい原子炉(小型炉)は、能動的な機器によらずに安全性が担保できる受動安全炉の設計が容易で、かつ建設期間も短くなる等のメリットがある。一方で一般に小型炉は経済性では大型炉に対して劣る。これを解決するために考案されたのが原子炉の設計を規格化して工場生産により製造・建設コスト低減を図る小型モジュール炉の考え方である。講演では、小型モジュール炉の特徴、開発の現状とその未来について概観した。

2022年度 第2回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム 
"第2回GXI seminar「社会インフラストラクチャーとしての蓄電池の未来-蓄電池10の小話-」"
講師: 荒井 創 教授
所属: 物質理工学院応用化学系/科学技術創成研究院全固体電池研究センター
日時: 2022年5月26日(木) 17:30-19:00
場所: Zoomによるオンライン講演
発表言語: 日本語
概要: 蓄電池は、自動車のスターター・非常用バックアップに始まり、ポータブル機器電源として幅広く使われて来た。近年では電動車用電源や再生可能エネルギー由来電力の貯蔵といった大規模用途への展開が進むとともに、製造量が急激に増大し、部品でありながら社会インフラストラクチャーの一つとして考え直す時期に来ている。本講演では、蓄電池の満たすべき要件に基づき、鉛蓄電池・ニッケル水素電池・リチウムイオン電池を中心とした実用蓄電池が、どのような特徴を活かして社会でどのように棲み分けられて利用されているか、課題や今後の可能性を交えて、解説する。また大型用途として開発されているレドックスフロー電池やナトリウム硫黄電池、次世代型として期待される全固体電池や空気電池についても概説する。

2022年度 第1回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム 
"第1回GXI seminar「ウクライナ危機と国際エネルギー情勢」"
講師: 小山 堅 特任教授
所属: 東京工業大学ゼロカーボンエネルギー研究所、日本エネルギー経済研究所
日時: 2022年4月19日(火) 16:45-18:00
場所: Zoomによるオンライン講演
発表言語: 日本語
概要: グリーントランスフォーメーション(GX)による社会のカーボンニュートラル(CN)化を目指すため、GXイニシアティブ(GXI)が設置された。
社会の重要課題であるGXについて理解を深めるためのGX seminarを定期開催する。
第1回目は小山堅特任教授による「ウクライナ危機と国際エネルギー情勢」として、天然ガスや原子力も含むエネルギー安全保障について、最新の話題が提供された。

 

2021年度

2021年度 第4回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム 
"研究炉を用いた4中性子核(テトラニュートロン)探索の可能性"
講師: 藤岡 宏之
所属: 東京工業大学理学院物理学系
日時: 2022年3月24日(木) 13:00-14:30
場所: Zoomによるオンライン講演
発表言語: 日本語
概要: 通常の原子核は陽子と中性子から構成される。4つの中性子だけからなるテトラニュートロンの概念が提唱されたのは1960年代にまで遡るが、ここ数年、その存在を示唆する実験結果が複数報告されている。現時点では多くの少数多体系計算がテトラニュートロンの存在を支持しないものの、今後も実験的検証が必要であると考えられる。1960年代から70年代にかけてはウランなどの核分裂で生じるテトラニュートロンの探索が行われてきたが、その後、多核子移行反応やπ中間子ビームによる反応など加速器を用いた実験へとシフトした経緯がある。本セミナーでは、研究炉におけるテトラニュートロンの探索を改めて取り上げ、その可能性について議論したい。
申込方法: ZOOMによるWebセミナーとして開催します.
参加希望の方は,石塚知香子 助教(ishizuka.c.aa[at]m.titech.ac.jp)までご連絡ください([at]を@に変えてお送りください).
招待状をメールにてお送りします.

2021年度 第3回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム 
"ゼロカーボン社会に向けた原子力利用・核燃料サイクルの将来"
講師: 西原 健司、伴 康俊、三原 守弘、松村 達郎
所属: 日本原子力研究開発機構
日時: 2021年12月27日(月) 13:30-16:00
場所: 北1号館1階会議室とZoomとのハイブリッド
発表言語: 日本語
概要: 2050年までのカーボンニュートラルに向けて世界各国で積極的な研究開発が進められている。再生可能エネルギーと原子力エネルギーの協奏はカギの一つであるが、我が国における原子力利用・核燃料サイクル研究の方向性は必ずしも明確にはなっていない。例えば、原子力発電の最大の課題の一つは放射性廃棄物処分であるが、処分の負担軽減に重きを置いた原子力システムは構築されてこなかった。本コロキウムでは、原子力機構と東工大が共同で実施している、再処理と処分の関連、更には、原子力システム全体を統合した解析の構築についての研究を紹介し、今後の原子力利用・核燃料サイクル研究の方向性を議論する。
申込方法: 以下URL先のMicrosoft Formsよりお申込み下さい。
https://forms.office.com/r/d9xs3umuvq
*URLが改行されてリンクエラーになる場合、URL全体をコピーし、ご利用のブラウザのアドレスバーに貼り付けてください。
申込期限: 2021年12月27日正午まで

2021年度 第2回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム 
"重イオン衝突の輸送模型における衝突項の扱い"
講師: 小野 章
所属: 東北大学
日時: 2021年10月29日(金) 10:00-11:00
場所: Zoomによるオンライン講演
発表言語: 日本語
概要: 核反応の微視的シミュレーションに用いられる輸送模型では、平均場に加え、二核子衝突などの衝突項が時間発展を決定する要素である。輸送模型評価プロジェクト(TMEP)の最近の研究では、衝突項の扱いにより意図しない相関が現れたり、パウリブロッキングが不十分となったりすることが分かってきた。また、平均場が運動量に依存する場合やΔ共鳴の生成などでは、エネルギー保存の扱いが非自明となる。反対称化分子動力学(AMD)やそれに別のコード(JAM、sJAM)を組み合わせた計算で、衝突項をいかに改善するか、また、それがπ中間子生成や高密度対称エネルギーの研究にどう影響するかもお話ししたい。
参加申込: ZOOMによるWebセミナーとして開催します.
参加希望の方は,石塚知香子 助教(ishizuka.c.aa[at]m.titech.ac.jp)までご連絡ください([at]を@に変えてお送りください).
招待状をメールにてお送りします.

2021年度 第1回ゼロカーボンエネルギー研究所コロキウム 
"先進核融合炉のための液体金属ダイバータ研究"
講師: 宮澤 順一
所属: 核融合科学研究所
日時: 2021年10月20日(水) 17:00-18:30
場所: Zoomによるオンライン講演
発表言語: 日本語
概要: 一般的な磁場閉じ込め核融合炉では磁力線構造により高温プラズマを真空容器壁から切り離すダイバータ配位が用いられ、磁力線が真空容器壁に接続する箇所にはダイバータと呼ばれる受熱機器が設置される。ダイバータには高耐熱負荷性能と高粒子排気性能の両立が求められる。近年では液体金属等を用いる新型ダイバータの研究が世界的に注目を集めている。本講演ではダイバータの基本から液体金属ダイバータ研究の現状までを概説する。学内の方ならどなたでも聴講頂けます。
参加申込: 聴講希望の方は、近藤正聡(ZC研) kondo.m.ai(a)m.titech.ac.jp
<(a)は@>へお申し込みください。Zoom(リモート)で行う際のアドレスをお伝えいたします。

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